今年度の活動が始まりました
中部協働センター地域文化セミナーの
和食文化の学びと体験の
「水だし緑茶を愉しむ」
例年ですと醤油の講座と一緒にお願いしておりますが
一時間では、その魅力を伝えきれないのではないかと思い
今年から2時間の講座でお願いしました
講師は、お茶が大好きお茶子さんの松本陽子先生です
真夏に、おいしい、水だし緑茶の淹れ方を教えていただきました
100g1000円以上の高級な緑茶をふんだんに使った講座でした
フィルターインボトルによる深蒸し茶の水だしから
緑茶をたっぷり使ったお茶の炊き込みご飯
そして、各自急須を使っての水だし緑茶の体験では
一煎目の冷水からぬるま湯、熱いお湯まで何煎も
味の変化を体験していただきました
お菓子は今回、
千歳の花鼓さんの
「撫子」
ピンクのかわいいくずのお餅の中から
鮮やかな緑の餡が出てきて
期待通りのおいしいお菓子でした
その他、両口屋是清の
{あまのはら」
これは、羊羹と寒天羹で切り口から四季の富士山が現れます
http://wagashi-yui.tokyo/wagashi/amanohara.html
夏バージョンは鮮やかなブルーでした
また、ケーキやクッキーなどの洋菓子に取って代わられ
衰退の一方である和菓子文化
その技法を現代風にアレンジしたネオ和菓子という分野から
落雁の技術で作られた
「おいしいおえかき」も準備しました
https://www.koshinoyuki-yamatoya.co.jp/blank-11
写真を撮り忘れましたが
たっぷりのお茶で炊き上げたご飯も美味しかったです
お茶で炊いた後に、上乾のちりめんをたっぷり混ぜ込み
茶葉を最後に混ぜ込んで
お茶の香りを残したご飯です
これも高級な茶葉を使っていらっしゃいますので
茶葉が柔らかくて。。。
そして何より茶葉の栄養が全部とれるのが抜群に良いです
今回2時間かけてお話しいただいた理由は
緑茶のカテキンがコロナに効果があるということで
コロナだけでなく、緑茶の殺菌作用は昔から言われていましたね
特に心血管をはじめとする循環器系にも効果が絶大のようで
4万人を対象にした研究では
たくさん飲むほどに、循環器系の死亡リスクが激減しています
また、緑茶のカテキンにはがんの抑制効果もあるといわれ
一日に10杯以上飲む人のがん抑制効果が50パーセントともいわれています
これは、カテキンの中でも緑茶にだけ含まれる「エピガロカテキンガレート」によるものとのこと
そして静岡県はお茶の産地
確かにがんによる死亡率は日本一低いんです
ここで注意ですが
ペットボトルの緑茶より急須で入れたお茶の方が
茶カテキンの濃度が3倍から10倍高いのです
お茶は急須で入れてください
今回急須の選び方も教えていただきました
最後にお茶のエトセトラということで
高級ボトリングティーやスパークリングティーのご紹介もしました
5000円のボトリングティーの圧倒的なうまみは
食事とともに頂きたい
次回は発酵と和食の発酵調味料、醤油です