国民会議の研修ツアー

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ツアー二日目は、東尋坊に訪れた後
曹洞宗大本山永平寺へ

大木の間を抜けて山門に向かいますが
既に心が整っていくのを実感しながら。。。

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この門は皇室専用~
ここからは入れません


入り口を抜け
雲水に導かれて法話の間へ

ユーモアたっぷりの法話は
おもしろく拝聴できました

その後、禅師様謁見の部屋など
一般客では入れない部屋を見学させて頂きました

その後、昼食を頂きに広間に
赤い毛氈の前に

立派な漆塗りの器で精進料理を頂きました
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食事の前後には五観の偈を唱えます

食前の偈
一 には 功の多少を計り彼(か)の来処(らいしょ)を量(はか)る。
二 には 己が徳行(とくぎょう)の全欠を[と]忖(はか)って供(く)に応ず。
三 には 心を防ぎ過(とが)を離るることは貪等(とんとう)を宗(しゅう)とす。
四 には 正に良薬を事とすることは形枯(ぎょうこ)を療(りょう)ぜんが為なり。
五 には 成道(じょうどう)の為の故に今この食(じき)を受く。

食後の偈
願はくはこの功徳を以て
普く一切に及ぼし
我等と衆生と
皆共に仏道を成ぜんことを


その後お台所などもご案内頂き
雲水との会話の中でその修行について学び
貴重な体験をさせて頂きました


永平寺の後は今日までアテンドして下さった奥井海生堂に

蔵や工場の中を見せて頂きました
最初に昆布の文化についてパワーポイントで学び
少し濃いめに出したという昆布水を試飲
利尻、羅臼、日高
ちがいがはっきり分かっておもしろかったです

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奥井海生堂の歴史
元々士族であったらしいのですが
武士の商いはあまりうまくいかない中
永平寺との取引で、立て直し
その後京都などの料理人にも使われるようになり
商いが拡大していったこと等をお聞きしました

江戸の終わり、薩摩藩が昆布を使って
中国と取引をして莫大な財産を得ていた
これによって軍艦や武器などを買って戦争が出来、
当時薩摩藩が管轄していた琉球王国がその窓口になったため
沖縄には今も昆布文化が残っていること等も


そして、、、昆布の蔵へ
昆布を熟成させることでうま味が増すというのは経験的に解っていたようですが
それが科学的に分析されたのが
柴田監督によるNHKのドキュメンタリーの撮影だったそうです
柴田監督には2015年に千年の一滴のトークショーを
私たちが企画した際にお会いしております
また昨年の11月には和食会議の講演会でも再開し
子ども用の映画も作りたいというお話しもさせて頂いたというご縁があります
そんなお話しも社長にさせて頂きながら
蔵をご案内して頂きました

テレビで見ていたあの蔵に足を踏み入れる瞬間
夢のようでした
昆布独特の香りはあまり感じられず
想像とは違う香り
でも海産物であることは確かに感じる香り

そして、30年物の昆布も見せて頂きました


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また、削り立てのおぼろ昆布も食べさせて頂きました

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数々の貴重な体験をさせて頂き
これらの体験を
今後の活動にどう生かしていくかを考えながら帰途につきました






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