和食講座 だし 終了しました

和食講座 だし 終了しました



9月24日、大人の料理教室 2クール目の第一回

緊急試合宣言下ではありましたが
感染者数が減少していること
宣言終了のめどがついていること
そして何より、コロナには和食の免疫力が必要であること
以上の判断から、開催しました

コロナ対策として消毒手洗い
また、募集人数を半分以下として
ディスタンスを保てるように
換気への配慮など
協働センターの職員さんの多くナバックアもあって
環境を整えることができました
また、本来でしたら食事もするのですが
食事はお吸い物の体験だけで
作ったものはお持ち帰り頂きました

途中の写真が撮れず
デモで仕上がった料理の写真のみですみません

だしのお話、口中調理の体験
そして、実習では各自でだしを引いて頂き
そのだしを使って、
土鍋で炊く炊き込みご飯、
菊の花と春菊のお浸し

炊き込みご飯は、お子さんの参加があるということで
きっと好きだろうということ
そして土鍋で簡単にご飯が炊けることも体験して欲しい
そういうわけで、お手伝いのスタッフにお願いして
自宅にある土鍋を持ち寄ってもらいました
いろいろな土鍋が勢揃いで
なかでも高級土鍋を持ってきてくれた人もいて
うっとりするような形状
川上さんからは浜松の作家(井口さん)の土鍋が来ました
勢揃いしたところを写真に撮っておけば良かった。。。。

講師は彩席かわかみの川上さん
京都の老舗有名店「たん熊」直伝の炊き込みご飯です
たん熊では底一枚は焦がすということですが
プロの火力とは違って、最初の加熱が弱めだったせいか
生煮えの方が多かったようで
デモよりも加熱時間を増やしました
私が自宅で予習をした際は
1合、2合、3合と炊いてみましたが
どれもちゃんと炊きあがったのですが

最初の一吹きまで思い切り強火で
吹いてきてもすぐに蓋を開けず
3回くらいは深呼吸をしてから開けて混ぜる位で良いと思います
最終的には皆様良い感じに出来上がってお持ち帰り頂きました
土鍋でも失敗しませんでしたが、意外に良かったのが、
バーミキュラのライスポット用の厚いホーロー鍋でした
焦げもできずに、全体に火が回ってしなやかに出来上がりました

菊の花のお浸しは
9月ということで重陽の節句を意識してリクエストしました
古来中国では奇数は縁起の良い数字として大切にされてきました
月と日で奇数の重なる日を節供として行事を行ってきました
徳川幕府では公式行事としました

1月7日 人日(じんじつ)の節句
3月3日 上巳の節供
5月5日 端午の節句
7月7日 七夕(しちせき)
9月9日 重陽の節句

中でも最大数の9が重なる重陽の節句は
パワーが最大と考えられ
不老長寿を祈る日です
別名「菊の節句」といわれるように
菊酒を頂いたり、菊を食したりします
また、川上さんからも紹介がありましたが
中国からの風習で
9月8日の夜、菊の花に綿をかぶせ
翌朝、底にしみたつゆを身体に纏うことで
不老長寿を願いました
その様子を和菓子で表現した「着せ綿」

以前9月にイベントをした際に
田町梅月さんにお願いして制作して頂き
販売させて頂きました

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というわけで、是非ご家庭で菊を食べて欲しいと思って取り入れました
菊の花は、遠鉄デパートの野菜部の方にお願いしてお取り置きして頂きました
前日受け取りに行き、賄いの分を追加しようと思ったら、どうやら売り切れ
NHKで放送されたのですね。。。土曜日の再放送をみて、これは食べたいと思いました
菊の花、取り扱ってみると簡単なんです
そして彩りがきれい
節供に限らず、普段から取り入れたいと思います
チコちゃんでやっていました天ぷらなども美味しそうです

調理中は、お子さんが積極的で楽しそうでした
何より本物のだしの味を体験して頂けて良かった
料理人が先生をする大きな理由は
家庭と違う、プロのだしを体験してもらうことです
敷居の高い懐石料理や高級割烹出なければ体験できないお吸い物を
それだけを取り出して体験して頂いています
和食の心が詰まった一杯で
究極の和食文化を知って
これを育んできた日本に誇りを持ってもらいたいのです

この一杯は、日本でなければできなかったのです
その理由もお伝えしています
かつお節の話
昆布の話
季節感
和食のだしの特徴


今回の椀種は
松茸、、、、信州産が全盛期で、採取している方から直接購入させて頂きました
       連絡頂いたときには本当にうれしかった~!皆さんに紹介できる!と
       そしてせっかくなので、松茸の扱いについても教えて頂きました
コチ、、、、、夏のお魚(走りの松茸と名残のコチがお椀の中で相席することで、
      、過ぎゆく季節への思いをはせ、やってくる季節への期待を思うという文化)
青物、、、、名前を忘れてしまいました
青物もう一個  冬瓜
吸い口、、すだち


できれば日本中の子ども達全員に一度は体験して欲しい!




うま味を感じる味覚は、小さな頃から育てていくことが大切です


今、接するのが難しい子が増えているそうです

そうだと思います

現代の子どもたちは無防備に添加物を食べています
これが、子ども達の脳に影響を与え、自閉症やADHDなどの発症を増やしているようです
もう研究結果として出ていますので
ヨーロッパではオーガニック、無添加などのスーパーが急激に増えて
健康志向型の高まりが顕著です
コロナ前に訪れたヨーロッパで感じました

ましてや日本は世界一添加物をとっている国です

奇声を上げる子、直立でじっとできない子、注意力が欠如している子、、、
以前より増えていると感じています
それは、今の親の世代からもう始まっていたと思います

添加物の影響は、急な健康障害を生むわけではありませんが
知らないうちに身体をむしばんでいきます
大人になって子どもを持ち、難しい子どもを産み
親子関係が破綻する
そして虐待へとつながっていくのではないでしょうか?

虐待という社会問題は、表面だけの介入では解決できないと思うのです
このまま添加物まみれの食生活を当たり前としていれば
いずれ社会の破綻を来すほどの障害が蔓延するのではないかと不安になります
そこに気がついた国や、国民は安全な食べ物を選び、民族を守るように食を変えようとしています
変えるというか、本来の自然な食性に戻そうとしているんですね
日本人も早く気がついて欲しいと思います


身体は食べたものでできています

日本人は昔から漁食を主としてきました
肉食と違って、ここから得られる脂肪酸はとても良質でした
DHA、DPAは腸内環境を整えこれによって免疫力が向上します

また、漬け物では良質な乳酸菌を食べていました
乳酸菌というとヨーグルトを食べていればと思いがちですが
動物由来の乳酸菌より、植物由来の乳酸菌の方が断然効果が高く
過酷な環境でも生き残るそうです
毎日のヨーグルトより、一切れのぬか漬けの方が健康効果が高いということです

そして最近増えているのがセリアック病といわれる
グルテンに対する不耐症
これは幼少期の時期にとるほど発症の可能性が高まるそうです
(知ってたら、離乳食に輸入小麦のパン粥とかあげなかったのに~)
小麦アレルギーも増えていますが
原種に近いものだと出にくいそうですね
たくさんの防腐剤や防かび剤を浴びて運ばれる外国の小麦ではなく
国産の小麦で作られたパンをお勧めします

色々怖いけど
日本人には和食という原点があります
これを大切にしていけば
生き残れると思います


次回は、延期になりました味噌の講座です
味噌もすごい健康食品です
チェルノブイリの事故後に日本から味噌が送られたそうです
福島の後にも送っていましたよね

講師は、加藤醤油の虎岩さんです
ほぼ定員に達していますが
もしかしたら1名だけ入れるかもしれませんので
中部協働センターにお問い合わせ下さい
453-5234




















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